エクスポージャー・ボックス日本アセンブル盤 6月22日発売!

底なし沼級の巨大アーカイヴをご用意いたしました。皆様の遭難をお待ちしております。

◆2021年末に発売予定でしたが、ブルーレイ部分のトラブル解消問題、エンジニアの新型コロナ感染など災難が続き大幅な発売延期となっていた『EXPOSURES』(日本アセンブル盤は『エクスポージャー・ボックス・エディション』)がいよいよ22日に発売されます。

◆DGMのアニヴァーサリー・ボックス史上質・量ともにトップクラスの巨大アーカイヴとなりました。CD、DVDはもちろんですが今回はブルーレイがえらいことになっております。DGMアーカイヴが所有する1978年から1983年フリッパートロニクス音源をLPCMステレオ 24/48の高音質フォーマットでブルーレイ2枚に惜しげも無くぶち込んだザ・DGM・フリッパートロニクス・アーカイヴ ヴォリューム I、IIは驚異的なコレクションとなっていますし、1969ボックスの時はあまり受けなかったドルビー・アトモス・フォーマットがこの『EXPOSURE』では興味深いです。

◆ドルビー・アトモスの『EXPOSURE』とDTS-HDマスター・オーディオ・5.1の『EXPOSURE』を聴き比べていただくとその違いがよく分かります。ドルビー・アトモスはヴォーカル、楽器それぞれのパートの役割がはっきりと判るディテールにこだわったミックスになっているのに対し、DTS-HDマスター・オーディオ・5.1の方はこの作品はニューウェーヴ時代の真っ只中で制作されたということを再認識する押しの強い、言うなればパワー・ミックスといった雰囲気の音源になっているのです。マルチ・チャンネル音源も単にフォーマットの違いだけでなく今回は仕掛け満載です。

◆今回のボックスはクリムゾン本体ではなくロバート・フリップのソロ活動期を収めたものということで地味なイメージを抱く方も多いと思いますが、これまで『EXPOSURE』、『GOD SAVE THE QUEEN/UNDER HEAVY MANNERS』、『LET THE POWER FALL』そしてザ・リーグ・オブ・ジェントルメンの諸作品といった断片でしか知り得なかった、フリップ、ソロ期の全貌はまさに底なし沼級。お前はずっとDGMと仕事してきたから、頭が完全にそっち向きになっているから楽しめちゃうんだろう、という方もいらっしゃるかと思いますが、この拙文をここまで読んできたあなたにも十分堪能していただけると確信しています。それでは70年代末のNYで液状化現象を巻き起こしたロバート・フリップの「音沼」探求に参りましょう。沼のほとりでお待ちしております。